往年の名機、NEC社の家庭用アンプA10のエッセンスを萩原由久氏設計の小型アンプに凝縮。
特筆すべきは音。

「癖がなく音楽が伸びやかにそれでいて力強く表情豊かに鳴る。」

A10の設計をはじめ長年の経験を積んだからこそ実現できる、凝った技術や部品を超えた洗練された技が随所に詰まっています。
その驚きの発想と設計は、

プリ段が真空管。

音色やイメージのための真空管使いではなく、音の鮮度感とS/Nを保つためには部品点数を抑え基本回路に徹する事。それを実現するのが真空管回路。

真空管専用にノイズの無い電源を自己発電

真空管を理想駆動させるための秘策が上質な高電圧バイアスを自ら作る。
100V電源よりも歪の少ない高電圧を得るために、アナログ発振回路で高精度な正弦波を作り、トランスで昇圧することでクリーンな電源を得ています。
リザーブ電源と相まってノイズレスな高電圧をバイアスに印加。

パワー段がまさかの車載用パワーIC

必要悪な出力の保護回路を省くことができる車載用パワーICを採用。ハイパワーを必要としないからこそのパワーIC。
出力リレーの劣化に左右されない高音質でダンピングファクターの高い出力を実現。

パワーICのL/Rとプリ部の電源は完全独立の3電源入力。

メカニカルアースを考慮した経験値の高い設計

このような独創的な設計を低価格で商品化することは大手メーカーでは不可能。
NEC社A10の魅力を知るステレオ時代編集者澤村信氏と萩原由久氏の出会い、少数精鋭なメーカーとクラウドファンティングが実現した奇跡の商品です。
当方はこのような稀な商品を設計者に確認の上、独自のノウハウを入れて車載用にアレンジしています。
DC-DCコンバーターを内蔵した車載用高額アンプと実用音量域で聴き比べてみてください。

小笠がA10に出会ったのが二十歳の時。世にCDが発売になり民生機器のデジタル化がスタートした間もなくの時です。
地方のオーディオショップに展示されていたA10に遭遇。サンスイやケンソニックを差し置きトップアイテムとして紹介されていて、音の良さは勿論、投入された物量と抑えた価格に驚いた記憶があります。
数か月後に購入のため店を訪ねると既に生産完了で完売。残念な気持ちで過ごすも、年末に秋葉原に出向く機会があり展示品を発見しその場で購入し今に至る。

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